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第2工程

第2工程 下地づくり(パテ付け〜研磨)

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鉄板の湿気を十分にとり、最初のパテ付けです。パテにも種類がいっぱいあります。このパテは、主に鉄板のすぐ上に付ける「カーボンファイバーパテ」です。収縮率ゼロというやつです。
ちょっとマニアックな話ですが、従来のパテは、硬化後に収縮してしまうため、パテがついている部分にシミのようなモノが出ていました。しかしこのパテは収縮しないため、非常にキレイに仕上がります。難点といえば、硬化すると非常硬くて研磨しにくいという点ですね…(笑)。でも後々の事を思うと、これ以外は使用できません。

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シッカリ、熱を芯まで入れて硬化させます。ランプ周辺温度は230度位まで上がります。だいたい鉄板から、1メートル弱位放して使用します。鉄板表面温度は約60度弱位になります。

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パテ硬化後、研磨していきます。研磨するとパテ粉が出てしまいます。粉の散乱をなるべく少なくするため、集塵機能付きのパテ研ぎシステムで、お預かりしたお車はもちろん、工場内をなるべく清潔状態に。

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パテは、主剤と硬化剤を良く混ぜ合わせて硬化します。ここでのポイントは、目分量で混ぜるのではなく、デジタル計量機で主剤100に対して2~3%の硬化剤を確実に計量します。多くの鈑金工場では、目分量や職人の勘で混ぜ合わせてしまうのが現状です。割合があっていなくても、パテは硬化します。ですが決して本来のパテ強度はありません。クルマは常に過酷な条件にさらされています。計量するのはとても面倒なことですが、経験と勘に頼るのではなく、こういった小さなことを大事に思って仕事をしています。

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仕上げパテつけです。ポリエステル製の密着性のあるパテです。ファイバーパテで鉄板の歪みを整え、仕上げパテでファイバーパテの穴を埋め、さらに細かな歪みを整えます。

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ここでも、パテをシッカリ乾燥、硬化させます。

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仕上げパテは、目の細かいサンドペーパーで研いでいきます。徐々に細かいペーパーを使用し、5回に分けて丁寧に仕上げていきます。回数を減らすことは出来ますが、後からペーパーの目線が出てしまうことがありますので、仕上がり重視でしっかりと回数、順番を守ります。

続いて、下地塗装、足付けです